日記「芦」

どうにかする為には手段を選んでいる遑はない。- 絶望文学集より・久米田康治著 曲線の傾き - 数学 2010/8/15(Sun.)
dy/dxとy/xの関係について考えてみよう、と。 以下のように計算してみた
とりあえずxy平面で考える。 例えばxとyはパラメータtで表されるとする。しなくてもいいけど。 また変数の右肩の'はそれの導関数を表す。 tをパラメータにするならtで微分したということ。 y' = ((y/x)・x)' = (y/x)'・x + (y/x)・x'  ⇔ dy/dx = x・d(y/x)/dx + y/x ---(1) 勿論y'/x'=dy/dxであった。 dy/dxがy/xで近似できるのは x~0の時とd(y/x)~0の時である。 もちろん、もう片方が無限に飛んだら知らん。いや後で少し触れる予定 x~0とは勿論、y軸の近傍であり、 d(y/x)~0とは曲線の方向が「原点を通るある直線」向き、ということ。 後者は意味から考えればdy/dx~y/xになるだろう。 前者のx~0はちょっと疑わしいなあ。 だって例えば、「y=2(x=t;tは実数)」という横向きの直線を考える。 x~0であってもdy/dx=0でy/x=2/x=∞じゃん。 式(1)は成り立つんだから、 恐らくファクターとなるのがd(y/x)/dxだろう。に違いない d(y/x)/dx=2d(1/x)/dx=-2/x2で-∞になる。 式(1)を形式的に(感覚的)書くと 0 = (0)・(-∞)+(∞) である。(c)は極限でcという意味。 同じ直線についてx→∞で考える。 当然dy/dx~y/xとなる。どちらも0に極限で飛ぶから。 ということは 式(1)⇔ x・d(y/x)/dx = dy/dx-y/x なので、lim[x→∞] x・d(y/x)/dx=0かあ。 いやこれは当たり前か。 まあとにかくそういう話。

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