intime o'

極楽って、ありますか(阿佐田哲也著「麻雀放浪記(三)」より)
アフェイで光るカキフライ 2011/10/16(Sun.)
 私くらいになると「あ、今日は職質に掛けられるな」なんて
分かるのだ。なんて考えながら夜、駅から自転車を飛ばして帰宅して
いた。しかし警官が待ちぶせているであろう2ヶ所のどちらにも
いなかった。最近、一日に何度も急に雨が降る不安定な季節だ。
公務員だって、風が吹いたらお休みで。

携帯電話をいじっていると、「それはスマホ(スマートフォンの略語で、
このごろこんなのが流行ってた)なのかな?」と言いながら画面を指で
触ってきた。私のはスマホじゃないしタッチパネルじゃないので画面
を触っても何も操作はできない。ただ画面を指の脂で汚しただけだ。
「これ、食うか?」とおっさんはカステラを勧めてきた。
一口食べるとカステラはパサパサしていてなんだか変な味がした。
「これ、賞味期限は大丈夫なの?」
「おいおい。賞味期限なんかにやられるような弱い胃じゃ、ここじゃ
やってけないぞ」と言いおっさんは大声で笑った。

コメ(0) | トラ(0)