外は記録的な寒さで、左手の甲の第三関節辺りが赤切れを起こして しまった。生まれて初めてのことだ。これには一体どんなクスリを塗れば 良いのだろうか。家に何か良いものはあったかしら。そしてデパートの 中は暖房が効き過ぎていて熱い。外から入ってきた客はその分厚いコートを 脱いでどこかに預けておきたくなるものだ。しかしここはそういうお店では ない。上着も着たままだから本当に熱く気持ち悪い。ふと妙な寒さを 感じた。周りの空気の冷たさからくる寒さではなく、体の内から来る寒さ。 いけない。どうやら風邪を引いたらしい。しかしその寒さはなんだか返って 心地よく感じられ、この寒さこそが本当なのだ、と一人納得した。 今のままではとにかくいけないと思い(本当に?今のままだと何が悪い?) 現状を変える為に何をすればいいのか分からないけれどとにかく揺さぶりを かけようと考えている。その結果良い方向にでも悪い方向にでもどちらでも 良いからとにかく転がってくれさえすれば安心すると思っているのです。 今いる大学にさよならしようか 退学手続きはこちらと笑う教務課の目 渡される書類の束 飛び交う罵詈雑言 引き止める友人の声 引き篭っていても自動的に退学になってたのか 来月からの奨学金も止めないといけないね 小説の世界に逃げこむように 今いる世界にさよならしようか 大体こんな替え歌を考えてた http://www.youtube.com/watch?v=IGktXWkTFz0 --- 感情なんてクソくらえだ。 悲しい、辛い。そんなことばっかり言ってるが、その感情が本当なのか? だとしたらその感情がお前の無気力の原因なのだな?そんな、妨害にしか ならない感情を持ってどうするんだ。捨てちまえ。 ラクになるぞ 間違いない。きっと、人間より高度に進化した知的生命体に感情はない。 社会的動物じゃないのだろうな。それはつまり。 社会を構成するのにはどうしても共感という能力が必要で、 それは犬でもネズミでも持ってる。 でも、 そう、それこそイジドアが言っていたように。 蜘蛛が、捕食する獲物の気持ちに同情したって、自分の腹を満たすのに 邪魔でしかないものな。 感情なんて、そんな、あるように振る舞うことを、つまり演技すること を覚えておけばそれで良いのに。どうして本当に持つ必要があるんだろう。 精神的な自由! これこそが私が崇める唯一のものだ。 今、自分は本当の気持ちを言ったぞ。 現実ばかりでなくネットですら虚言を吐いてしまう自分が(きっとそれは 私の満たされない虚栄心の為だろうが)今本当のことを言った。 精神的に自由な人間であること、これこそが私の理想なのだ。 約束の時間なんて無視してでも、赴きたい場所に私の足は私を連れて行く!
コメ(0) | トラ(0)