読書について、というよりbooklogについて。 半年前くらいからbooklogを利用している。ほとんど同じネットサービスとし て読書メータも使ってみたけれど、どちらも大差は無かったので名前の良さ でbooklogにした。 booklogにて作った自分のアカウントに対して読んだ本を登録するだけ。 感想だとか自分なりの評価だとかも付けることができて、メモ程度でも良い ので何かしらの感想を書くことにしてる。 自分はどんどん新しい本を読むよりも、自分のお気に入りの本を見つけるこ とに快楽を知る。旅行する時は新しい本を持って行くよりも、(その新しい 本がハズレだったら大変だ!)面白いとわかっている本を持っていくコトを 好む。自分の人生(たかが十数年じゃないか)に影響を大きく及ぼした本を 厳選するのが好きだし、自分が死ぬ前にどんな本を読むか考えるのが好きだ。 それはもちろん死ぬ最後まで新しい本をむさぼるスタイルも素敵であるだろ うが自分は保守的というか、そんな冒険はしたくなくて、もう面白いとわか っているものを何度でも読みたいのだ。 というわけで昔初めて読んだ時の自分の感想を見て、「追記」という形で感 想を付け足したりしてる。 読書感想文と言うと嫌なイメージしか思い浮かばないが、何だって自分が好 きでやる分には楽しいものだ。 booklogというネットサービスをの何が良いか。 実際には自分の部屋にある本棚には並んでいないものまでbooklogにおける 仮想的な本棚には並んでいる。それはつまり図書館で読んだものだとか、も う売ってしまったものだ。(最近はあまり本を売りに古本屋に行かなくなっ たが。近くに古本屋が無いので)自分が読んだ履歴を何となく眺めると悦に ひたれる。 他人の感想を読めるのも良いのだが、まず一つ、あまり皆、感想を書いてく れないというコト。ただ本を登録するだけで終わっている。読んでる本のタ イトルを見るだけでもそれはそれで楽しいが、内容が分からないので何でも いいから、物語でない本なのであれば要約めいたコトを書いていてくれると 良いのにと思う。また一つに、自分が読んで登録しておいた本に対する、他 人の感想というのは興味を示すものが少ない。自分が感想とか自分なりの解 釈をまとめ終わった後に他の人の感想解釈を読んでもほとんどは間抜けに見 えるのだ。そういう解釈もあったのか!と思える人は少ない。そりゃあ、皆 批評家じゃないのだからそうだけれど。他人からすれば自分の感想だって 雑記でしかないだろう。 ということは、だ。 本を買う前にbooklogに皆が書いた感想を読んで、その本を本当に買おうか 迷うことはほとんど役に立たない!大した事情も無いのに、立ち読みもせず に本を手にとってそのままレジに向かうのはきっと失敗する。そして「皆が 良いと言っていた」は大した事情にならない。 音楽の良さとは何か。 音に対する良さに本能で感じる部分がある。しかしそれは良さというよりも 危なさであり、すなわち音というよりも危険信号だ。キーのミスマッチは 動物が仲間に自分の身の危険を伝える手段だ。じゃなくて、 良さとは何か。 自然の出す音はノスタルジーを覚えさせる。但し、さざなみの音で癒される のは海に楽しい思い出のあるものだけだ。 人間の作る音楽は良いか。 クラシック音楽を聞いて楽しめる人と楽しめない人がいるのはどうしてかな。
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