日記「芦」

全部、作家は、不幸である。(太宰治著「緒方氏を殺した者」より) 最近のこと - 日記 2011/06/20(Mon.)
日曜日の夜。明日の朝一番にバイトに行かないと行けないという
のに、だから本当はムリにでも寝ないといけないのに、寝られず、
結局起きてネットを巡回していた。知人のブログを見ていて、ああ、
自分もブログを更新しないといけないなあ、などという、勝手な義務感
を感じたので。
最近のこと。

チェスをすることになった。
自分からこのサークルに入り込んだというのに、なんだか、他人が無理矢理
自分にチェスをやらせてる気が時々するのはなんだろう。
大体チェスなんてのは毎日したくなるものではなく、2週間に1回くらい、
やりたい気持ちが訪れるのだ。
オセロと言い換えればきっと共感していただけると思う。

チェスを始めたのは5月初めだから、もうそろそろ2ヶ月になる。
しかし実際にチェスをやってるのはもっと少ない。コンピュータ
があるのだから、本当は時間が許す限りチェスをできるのだが、家で
はする気にならない。結局、週に1度学校の部室に顔を出して、人と
チェスを打ってる。

さて、新人戦に出ることになった。
てっきり、部の中で、今年入った新入生達でトーナメント戦でもして
遊ぶのかと思ったら、他大学との交流戦であった。騙された気分。
そうとなると、新人戦とは言えレベルが弱すぎると大学の名前の手前
恥をかくことになるので、それまでに上げられるまで、自分のレベル
を上げないといけない。試合はいつか聞くと2週間後の日曜日と聞いた
のだが、数日経ってメールで1週間後の日曜日だと言われてしまった。

部室から借りた、プロブレム、将棋で言う詰将棋の本を借りてきて、
とりあえずそれを毎日読んでいる。あとギコチェス。最近ようやく、
3回に1回くらい勝てるようになった。今日初めてハンゲームの
練習用ロビーという所で誰かとチェス打ってみるとあっさり勝てた。
自信を得た。


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私の好きなある小説家は、「自分は小説以外は書かない」と宣言した
そうだ。ある小説は一見、紀行文のようでも、実はフィクションが
含まれていて、それで小説らしい物語になっている。晩年のあの名著
も自伝小説と言われるが、小説である以上、フィクションである。

それに対してこれはどうだ。
ただの日記だが、あとで読んで面白いのだろうか。
もっと趣向を凝らさないといけない。

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